Objectifyで簡単DataStore操作(開発環境を整える)

GWT+GAEでの開発にはまっています。日本じゃあんまり話題を聞かないんですが、めちゃくちゃ便利でAjaxなWebアプリがバリバリかけます。そう、「スクリプトを駆使したサイト」ではなく、「Webアプリケーション」です。

その中でもGAE(Google App Engine)が持つ新しいデータ管理技術DataStore!これがすごいです。そんなわけで簡単にデータをサーバにおいて、簡単にクライアントで使うTipsを書いてみたいと思います。

GWT(Google Web Kit)


ざっくりというとクライアント側を受け持つフレームワークです。なんとJavaで書いたソースがJavaScriptにコンパイルされ、ブラウザで動くというウルトラCをやってのけます。ついでにAjaxで非同期にデータを読み込むなんてことも簡単です。

GAE(Google App Engine)


Googleが提供しているクラウド環境(サーバ側)です。かなりの量まで無料で使うことができます。必ずしもGWT+GAEでなければいけないわけではありませんが、やっぱり相性がいいです。

Objectify(Objectify-appengine)


GAEのDataStoreの扱いを便利にするライブラリです。
ここからダウンロードすることができます。

開発環境


Eclipse用にプラグインが提供されています。

プロジェクト作り


プラグイン入りEclipseを立ち上げるとツールバーに”g”アイコンが現れます。ここで”New Web Application Project…”を押してプロジェクトを作りましよう。とりあえず「GAETest」にしましょうか。数秒待つとソースツリーが生成されます。
ここで先ほどダウンロードしたObjectifyの実体(Objectify-3.1.jar 2013/09現在)をwar/WEB-INF/libに置きます。次にGAETest/srcにGAETest.gwt.xmlに

<inherits name="com.googlecode.objectify.Objectify" />

を追加します。これはよく忘れるので注意。
Javaのクラスパス設定も忘れずに。これで環境が整いました。